神奈川県知事選 維新が独自候補擁立に意欲 馬場・共同代表「党勢を全国に広げるため」

会見する(左から)日本維新の会の金村氏、馬場共同代表、浅川氏=県庁

 日本維新の会の馬場伸幸共同代表は3日、2023年春に予定されている神奈川県知事選について「適任者がいれば、候補を立てていくべきだ」と述べ、独自候補の擁立に意欲を示した。県庁で記者会見し、記者団の質問に答えた。

 馬場氏は「党勢を全国に広げていくには、できれば首長を誕生させたい」「首長はオンリーワン。財源や権限を一手に掌握する立場」などと説明。「神奈川は改革すべき優先度が高い。大阪の実績を見習ってもらい、慣例や前例にとらわれない政治をやれば県民のためにもなる」とも述べた。

 一方、会見に同席した党県組織の金村龍那代表(衆院比例南関東)は、来年夏の参院選神奈川選挙区に候補者1人を擁立する方針を明らかにした。既に候補者選定に着手しており、正式決定は年明け以降になるとの見通しを示した。

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