年末の交通事故防止へ厚木署と県警第二交通機動隊は4日、厚木市寿町3丁目の厚木中央公園で交通部隊の出発式を行った。県立厚木商業高校を卒業し、2020東京五輪・パラリンピック女子ソフトボールで金メダルを獲得した山田恵里選手が一日署長を務めた。
公園内に白バイ7台、パトカー5台が並ぶ中、山田選手への一日署長委嘱式に続き、県警音楽隊とカラーガード隊が華やかな演奏と演技を披露。山田選手、小林常良市長、押部修一署長らが交通部隊の前を歩きながら服装点検を実施した。
押部署長は「管内の交通事故は件数、負傷者数とも前年同期より減っているが、死者数は7人で4人増えている。年末に向けて飲酒運転、速度違反、横断歩行者妨害などの取り締まりを強化したい」とあいさつ。
山田選手は「私たち一人一人の交通マナーで事故のない世の中をつくりましょう」と集まった市民らに呼び掛けていた。