二宮の魅力、歩いて見つけて 産能大生が移住促進へ企画、6キロを周遊

学生が出題するクイズに解答しながら地域を巡ったウオーキングイベント=二宮町の吾妻山公園

 神奈川県二宮町の観光スポットなどを巡るウオーキングイベント「GO TO にのみや」が4日、同町内で開催された。町内外の約10人が11カ所のポイントをたどる約6キロのコースを回り、地域の魅力を堪能した。

 移住促進を目的とした町観光協会と産業能率大学湘南キャンパス(伊勢原市)の連携プロジェクトで、2016年から毎年開催。スポーツマネジメントを学ぶ同大情報マネジメント学部の学生約40人が同町の観光スポットや歴史などを調べた上で企画、運営した。

 参加者はクイズを解きながら、町名の由来になったとされる「相模國二之宮川匂神社」や江戸時代に設置された押切坂一里塚跡、地元で知られるパン屋などを回った。最終ポイントの吾妻山公園では富士山や相模湾を見渡しながら、ランチを楽しむ姿もあった。

 産能大3年の女性(21)は「二宮町のファンを増やすのが狙いだけど、地域のことを調べるうちに自分たちがファンになった」。参加した平塚市内の男性(79)は「良い運動になったし、すてきな景色が見られた」と満喫した様子だった。

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