上越市 雁木に冬の風物詩 切り干し大根つるす 街なみFocus

 NPO法人街なみFocus(岸波敏夫理事長)は5日、上越市大町5の雁木通りで冬恒例の切り干し大根作りを行った。

細縄で編んだ大根を雁木につるしていく。1カ月ほど干せば、おいしい切り干し大根の完成

 大根を太さ約1センチ、長さ10センチほどの拍子木切りにして、細縄で束ねて雁木につるす。1カ月ほど干せば切り干し大根の出来上がりで、煮物にしたり、刻んではりはり漬けに使ったりする。

 おいしく仕上げるためには寒風にさらすことが重要で、屋外かつ雨よけになる雁木は最適。大根が白いすだれ状に並ぶ様子は雁木通りの冬の風物詩で、同法人の恒例行事となっている。

 大根は桑取谷産を約50本用意。メンバー約10人が同所の旭会館で作業を行った。今年の大根は実が詰まって出来が良く、切り干し大根の完成を楽しみにする声が上がった。

 初めて作業に参加したという女性は「縄で大根を編んでいく方法を教えてもらえて良かった。朝市で唐辛子を見て、編み方が気になっていた」と話していた。

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