12月6日、TOYOTA GAZOO Racingは東京都のMEGA WEBで、2022年のモータースポーツ参戦体制を発表した。このなかで、スーパー耐久に参戦する3チームについてのラインアップが発表され、ORC ROOKIE Racingから2台、TOM’S SPIRITから1台が参戦することになった。ただ、気になる車種についてはまだ明かされていない。
『モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり』の一環として、ROOKIE Racingが挑戦しているスーパー耐久。2021年第3戦からは、水素エンジンを搭載したORC ROOKIE Corolla H2 conceptをTOYOTA GAZOO Racingとともに投入するなど、TGRとしても重要なレースのひとつとなっている。
そんなスーパー耐久に向けたドライバーラインアップが12月6日、TOYOTA GAZOO Racingの発表会のなかで明かされた。まずORC ROOKIE Racingからは、蒲生尚弥/豊田大輔/大嶋和也/鵜飼龍太の4名、そしてもう1台は、佐々木雅弘/石浦宏明/モリゾウ/小倉康宏という4名がドライブする。
このなかで鵜飼は、トヨタ自動車技術部出身でスーパー耐久ではST-3クラス等に参戦した経験をもつドライバー。また大嶋、石浦のふたりがチームに加わることになった。チーム監督は継続して片岡龍也監督が務める。
また、スーパー耐久ST-4をはじめ多くのタイトルを獲得してきたTOM’S SPIRITの名が戻ってくることになった。ドライバーは松井孝允/山下健太/河野駿佑という3人のプロドライバーだ。
車種、参戦クラスについてはこの場では明かされなかったが、スーパー耐久第6戦岡山での記者会見時、トヨタ自動車豊田章男社長はさまざまなバリエーションのGR86、BRZ、86がST-4、ST-Qに出場し「盛り上がるのではないか」と語っている。
これまでORC ROOKIE Racingの一員だった井口卓人の名が今回の発表ではなかったが、今回の3台のうちORC ROOKIE Racingが水素カローラ、「GR86の次期先行車」、さらに3名のプロが参加するTOM’S SPIRITがGR86になるのではと推測される。