医療や高齢者、保育などの現場で新型コロナウイルス感染症対策に当たっているエッセンシャルワーカーに感謝しようと、藤沢市と江ノ島電鉄、同市観光協会は10日から、同市江の島の観光施設の利用料などを無料とする企画を始める。
対象施設は江の島エスカー、江の島サムエル・コッキング苑、江の島岩屋で、実施期間は年内は22日までの平日、来年は1月11日から同31日までの平日。
医療従事者、高齢・障害・児童福祉関連施設、保育関連施設・幼稚園の従事者ら全国のエッセンシャルワーカーが対象。市の新型コロナ対策に対する協力を踏まえ、藤沢市民(市内在住・在勤・在学者)にも開放する。
期間中は、冬の光の祭典「湘南の宝石」が開催されているほか、江の島サムエル・コッキング苑では同苑の歴史を体験する新施設がオープンした。鈴木恒夫市長は「イベントや新施設の見学などを通じ、エッセンシャルワーカーや市民に英気を養ってもらいたい」と話している。
対象者は申し出書や身分証明書などの提示が必要で、申し出書は同協会のホームページからダウンロードできる。