吉田麻也所属サンプドリアに衝撃走る…逮捕された会長が辞任を発表

 吉田麻也が所属するサンプドリアは6日、不正な破産に関与した疑いで逮捕されたマッシモ・フェレーロ会長の辞任を発表した。

ユベントスが選手移籍で不正取引か アニェッリ会長ら上層部が捜査対象に

 フェレーロ会長は月曜に、過去に破産した4つの企業に関して不正取引の疑いが掛けられ、予防的措置としてミラノの拘置所に入所。娘と孫5人が自宅謹慎となり、サンプドリアは声明で「フェレーロの未決拘禁令が執行された事を知り、非常に驚いている」と発表。「何年も前に起きた破産に関連したもので、検察庁から要請された。なぜ予防的措置が必要だったかは不明だ。いずれにしても、これらの出来事はサンプドリアの経営・所有権とは全くの無関係である。しかしフェレーロは、他の活動の利益を守るためにこれまでの役職から即時辞任を正式に表明する」と伝えた。

 70歳フェレーロは映画配給会社で財を成し、2014年6月にサンプドリアを1500万ユーロ(約19億円)で買収。7年半の間にセリエA定着を果たし、2015年にはUEFAヨーロッパリーグ予選出場権を獲得した。過去数ヶ月はクラブ売却に動いていて、8月にはジャンルカ・ヴィアッリが率いるコンソーシアムと話し合いを進めていた。

吉田麻也所属のサンプドリアが会長の電撃辞任を発表 Photo Getty Images

© 株式会社SPOTV JAPAN