【オンライン資格確認を契機に】健康状態が分かる指標 「健康年齢」を薬局向けに販売開始/JMDCグループ

【2021.12.07配信】JMDCグループは、12の検査項目でカラダの健康状態が直感的に分かる指標 「健康年齢」を保険薬局向けに販売開始する。薬局でも健診情報が分かるようになるオンライン資格確認開始が契機としている。

株式会社JMDC(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:松島 陽介氏)の子会社である株式会社ユニケソフトウェアリサーチ(本社:東京都港区、代表取締役社長:山田 猛氏)は、保険薬局向けにJMDCの開発する「健康年齢」を提供開始する。

健康年齢は、自身の健康状態を分かりやすく理解するための科学的根拠に基づいた指標。JMDCが保有する160万人の匿名化された健診データと医療費をもとにモデル開発を行い、地域の健康サポートや健康増進など、医療現場の様々な取り組みにおいて利用されている。

近年、保険薬局においては地域の健康維持・増進のための取り組み支援も評価されており、加えて今年10月より本格運用が始まったオンライン資格確認制度において、保険薬局で患者の特定健診情報の参照が可能となった。これにより、今まで以上のデータ・情報の取り扱いが可能となり、それらを活用した薬局機能の強化が期待されている。

健康年齢は、実年齢・性別に加え一般的な検査項目12項目の数値を使用して算出され、健康指標を年齢で表すことで、直感的に自身の健康状態を把握することができる。本サービスでは、健康年齢ポータルサイトの利用アカウントを付与し、電子薬歴などのパソコン端末で検査項目を入力することで、健康年齢レポートをアウトプットする。
この健康年齢レポートを、薬局で行う健康サポート業務と合わせて活用することで、科学的根拠に基づいたより細かな支援を実現して、地域の人々の日常生活や生活習慣病予防、受診などの意識・行動変容に繋げる役割を果たせることが期待される。
URL: https://www.unike.co.jp/product/pharmacy/kenko-nenrei/

健康年齢レポートでは、入力した検査項目を基とした年齢(健康年齢)を示すだけでなく、検査項目ごとに同性・同年代との数値比較が可能となっており、患者自身がどの程度の位置にいるかを表示。他の患者との比較により、自己の健診結果に対する捉え方の意識変容を促す。また、検査項目ごとに改善アドバイスと目標数値が表示される。目標数値は同性・同世代で、同レベルの値の中から1年間で改善した実績の割合を使用した目標を生成しているため、現実的に改善可能な目標を計算する。

ユニケは長年にわたり、保険薬局向けにレセコン、電子薬歴のソリューションを通して、薬剤師の対人業務の効率化を実現してきた。それに加えて今後は、保険薬局に期待されている地域の健康増進としての機能強化を果たすために、ICTを通じて新しいヘルスケアのあり方を発信していきたいとする。

https://www.jmdc.co.jp/news/news2021206-2/

© 株式会社ドラビズon-line