幸せ願い干支の置物作り 日南つよし寮で製作ピーク

真剣な表情で寅の置物作りを行う利用者ら

 日南市吉野方の障害者支援施設「つよし寮」(高橋秀直施設長)で、来年の干支(えと)・寅(とら)の置物作りがピークを迎えている。利用者が型押しなどの作業に当たっている。年末までに450個を製作する予定。
 作業は、利用者と支援員らが同施設敷地内の窯業棟で実施。利用者は石こうの型に粘土を詰めて顔や胴体、尻尾などをかたどる作業などを行い、支援員らは絵付けや本焼きなどを担当している。
 置物は高さ6センチ、幅4センチ、長さ10センチで、灰色と白の2種類。デザインは「前に進む」ことをイメージした。同施設の生活支援員、長友豊さん(41)は「毎年楽しみにしている方もいて、皆さんの幸せを願いながら作っている」と話していた。
 置物は1個800円。同施設で買い求めるか、郵送でも受け付ける。郵送の場合は銀行振り込みで購入し、手数料と送料は自己負担。つよし寮(電話)0987(25)3911。

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