藤沢に「スケボーの聖地」誕生へ 鵠沼海浜公園をリニューアル、23年秋にも開業

小田急電鉄などのグループが提案した改修事業のイメージ(藤沢市提供)

 開園から60年が経過した藤沢市の鵠沼海浜公園(スケートパーク)の改修を巡り、藤沢市はこのほど、事業者として小田急電鉄を代表法人とするグループを選定した。民間資金を活用した都市公園の整備、管理手法「Park-PFI(公募設置管理制度)」を同市で初めて導入。国内最大級のスケートボードコースを備えており、「競技者の聖地となり見学者も楽しめるスケートパーク」を掲げ、2023年秋ごろのリニューアルオープンを目指す。

 同公園は1961年に開園、鵠沼海岸の約1万6千平方メートルに立地する。長年「鵠沼プールガーデン」として親しまれれていたが、入場者数の減少などで、2001年、プール跡地にスケートパークが整備された。

 スケートボードが東京五輪の追加種目に採用されたこともあり、18年には最大で約3メートルの高低差があるパークスタイルコース「くげぬまコンビプール」を開設。新型コロナウイルス禍前の19年には同競技やBMXの愛好家、選手ら約3万8千人が利用している。

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