市街地温かく包む Xマス祝うイルミ カトリック高田教会 

 上越市西城町2のカトリック高田教会で、今年もクリスマスを祝うイルミネーションがともされている。教会入り口の電柱2カ所にLED電球のケーブルを取り付け、2本のツリーを表現。赤やピンク、緑や黄色など色とりどりの光が浮かび、市街地の夜を温かく照らしている。

色とりどりの電球で市街地を明るく照らすイルミネーション

 同教会のイルミネーションは高田の冬の風物詩として、30年以上にわたり親しまれてきた。今年は、かつてあったヒマラヤスギの天頂に取り付けられていた星形の飾りを再利用し、ツリーの周囲に設置。通行する人の目線で輝いている。

 飾り付けは10月末から、同教会の信徒有志が休日を利用して準備を進めた。信徒で草月流いけばな師範の髙山節子さんの構想を基にデザインした。ツリーの1本は明滅する青と白の電球を使い、流れるような光を演出。また、キリストから見て弱く罪深い人間の象徴として、ヒツジの形の電飾も飾られた。

 フランシスコ第三会マリア園専務理事の松矢光一さん(72)は「コロナ禍で沈みがちな心が、少しでも明るくなってもらえたら」と願った。点灯は来年1月末までの予定。

© 株式会社上越タイムス社