うま辛クッパとアヒージョパン 東京農大生が新メニュー考案 学内の生協レストランとパン店で販売

生協レストラン「けやき」のメニューに選ばれた「野菜と豚ひき肉のうま辛クッパ」

 新型コロナウイルス禍で活動が制限されてきた学生に思い出に残る取り組みをしてもらおうと、東京農業大学厚木キャンパス(神奈川県厚木市船子)で、学内の生協レストラン「けやき」とパン店「ブンブン農大店」の新メニューを学生から募集し、それぞれ期間限定の新商品が誕生した。

 9~10月に募集したところ計約100点が寄せられた。書類選考で候補を絞り込み、11月下旬に試食審査会を実施して決めた。レストランでは「野菜と豚ひき肉のうま辛クッパ」が、パン店ではオリーブオイルで具材を煮込むアヒージョとパンを一体にした「アヒージョパン」が最優秀賞に選ばれ、それぞれメニュー化された。

 「野菜と豚ひき肉のうま辛クッパ」を考案した大学院動物科学専攻1年の明吉愛美さんは「ご飯にスープをかけるだけなのですぐに提供できる」、「アヒージョパン」を考えたデザイン農学科4年立松風太さんは「普通はアヒージョにパンをつけて食べますが、これはアヒージョをパンと一体化した」とコメントした。

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