外国語で書かれた文書の読解や外国人との円滑なコミュニケーションに役立つ自動翻訳機。近年、AIなどの技術進捗によってその性能はめざましい進化を遂げている。
朝鮮でも、AIを活用した自動翻訳機の開発が進んでいる。
利用者の中で評価が高いのが、金日成綜合大学情報科学部AI研究所で新たに開発したAI翻訳機「竜馬(リョンマ)」。翻訳速度と精度が優れているという。
同研究所のハン・スンジュ所長(45)によると、「竜馬」は英語、中国語、日本語、ロシア語、ドイツ語、フランス語、スペイン語の各言語と朝鮮語を相互翻訳できる。7月から国内イントラネットを通じてサービスを開始。利用者からは「速度と精度が素晴らしい」「従来の製品と比べて性能が更新され、外国語の文献閲覧に大いに助けになっている」など、多くの反響が寄せられている。
「竜馬」は、利用者のニーズを踏まえて11月から移動通信ネットワークを通じたスマートフォンでの利用も可能になり、いっそう普及が進んでいる。