変化する彫刻

 ◎…学生らの視線を集めています―。宮崎大教育学部美術棟の北側の屋外に、約2メートルの木製オブジェが2個並んでいる=写真。躍動感を感じさせるねじれ、彫り跡が特徴だ。
 ◎…どちらも同学部卒業生が在学時に県産クスノキで作った抽象彫刻。同学部で美術教育を担当する大野匠教授が、日常空間で身近に鑑賞してもらおうと、2年前までに設置した。
 ◎…素材の特徴を伝えるため防腐処理しておらず、作品は変色し、キノコも生えた。「自然とともに変化する姿にも注目を」と大野教授。学生には多様な美を楽しむ心が芽生えそう?

© 株式会社宮崎日日新聞社