企業「感動物語」で特別審査員賞 離職率60%脱却 取り組み映像に 宇都宮のアペックス

特別審査員賞を受賞したアペックスの郡司社長(前列中央)と社員=8日午後、宇都宮市

 自動車コーティングの「アペックス」(宇都宮市下川俣町、郡司公生(ぐんじきみお)社長)が、11月に大阪市で開かれた「感動物語コンテスト2021グランプリ大会」で、特別審査員賞を受賞した。この大会での本県関係の受賞は初めて。同社は長年の課題だった「離職率60%からの脱却ストーリー」を題材にした。郡司社長が葛藤し、自身の考え方を変え、社員の働きがいを生み出す取り組みをまとめた内容が評価された。

 企業現場で実際に起きた感動物語のショートムービーを制作して競う大会で、主催は感動物語コンテスト普及協会(東京都)。今回は14回目。全国を4地区に分け予選会を実施した。同社は予選敗退した昨年に続き2度目の出場で、関東地区予選で2位となり、4地区の2位以下で争う敗者復活戦を勝ち上がり、6社による本大会へ出場した。

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