沖縄コロナ、新たに1人感染 宜野湾の事業所で11人クラスター(12月14日朝)

 沖縄県は12、13の両日、計6人の新型コロナウイルス新規感染者を発表した。12日は20~60代の男女5人、13日は10歳未満の女児1人。県は宜野湾市のサービス業事業所で20~50代の男女11人が感染するクラスター(感染者集団)が発生したことも12日に公表した。クラスターは収束していない。
 【ひと目で分かる】沖縄のコロナ感染状況
 宜野湾市のクラスターは11月9日に最初の感染者が確認され、12月11日までに11人に広がった。中部保健所の調査によると、事業所ではマスクをしていない職員が複数いた。施設内の作業場所の換気が悪かったほか、消毒が十分に行われていなかったのが感染拡大の一因とみられるという。
 那覇市の保育施設で8月4~12日に職員3人、園児3人が感染したクラスターがあったことも13日に公表した。家庭内クラスター2件も報告した。
 12、13の両日は米軍関係の新規感染はゼロだった。11日はゼロという報告が米軍から県にあったが、その後、米軍はキャンプ・ハンセンで3人、フォスターで1人の計4人の新規感染者がいたと修正した。(稲福政俊)
 
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