規律違反があったとして、サウサンプトン戦のメンバーから除外されたアーセナルFWピエール・オーバメヤング。
『The Athletic』によれば、オーバメヤングがフランスまで母親を迎えに行ったものの、当初の予定よりも遅れてチームに合流したという。その結果、アーセナルの新型コロナウイルス検査が混乱するなどの影響もあったそう。
そうしたなか、元アーセナル選手ポール・マーソンは『Sky Sports』でこう断罪していた。
ポール・マーソン
「彼は以前にもミーティングに遅刻し、トッテナム戦で除外された。
(キャプテンである)彼は模範だ。チームには彼を尊敬している若手がたくさんいる。
私が監督なら、彼にキャプテンはさせない。絶対的にノーチャンスだ。一度ならいいが、二度はない。
アーセナルのキャプテンになるのは名誉なことであり、いまは何かを変える時だ。他の誰かがキャプテンになるべきだ。
(なぜオーバメヤングがキャプテンなのか)正直、最初からよく分からなかった。
ただ、彼がお手本であり、若手たちが彼を尊敬していたということだろう。だからキャプテンになった。
監督が失望しているのも当然だ。彼はこのアーセナルのキャプテンになった。大きなことであり、ありきたりなことではない。
彼はこのクラブにいる全ての有望な選手たちに手本を示さなければならない」
「(アルテタ)監督は公正な扱いをするが、彼が水曜のウェストハム戦に参加するのかは分からない。
私には全く理解できない。彼のこれまでの功績に対するアルテタ監督の公正な扱いだが、アーセナルはサウサンプトン戦に楽勝したのに、なぜ彼を復帰させる?
アーセナルには若手がたくさんいる。若いスカッドがある。
彼はキャプテンであり、高給取りで、お手本にならなくてはいけない。これは何度となく起きてきたことだ。
アーセナルがいいプレーをして、オーバメヤングのプレーがよくないことが何度あったか。
オーバメヤングにとっては問題にならないだろう。彼はこのクラブと信じられないような契約をしているからね。
ただ、アーセナルにとっては大問題だ。これほど給与の高い彼を誰が獲得するか。世界中のどこにもいないだろう。
年齢もそうだ。27歳なら行列ができただろうが、32歳のいまは違う。
アーセナルとアルテタにとっては大問題だ」
オーバメヤングは2019年11月にグラニット・ジャカから引き継ぐ形でキャプテンになった。
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アーセナルは来年1月1日のマンチェスター・シティまでに5試合を戦う過密日程だが、彼の復帰はいつになるだろうか。