市唯一の美術館休館 市議が疑問視 安芸高田市

安芸高田市唯一の美術館が今年度末で休館する事について、市議から決定をめぐる経緯を疑問視する声があがりました。

「安芸高田市立八千代の丘美術館」は2001年に開館しましたが、来館者の減少や運営費の赤字を理由に市は今年度末で休館し、来年度末をめどに廃止する方針を示しています。

14日の市議会で議員からは「議会や地域住民の意見を聞いてから休館を決めるべきではないか」と決定までの経緯を疑問視する声が出ました。

石丸市長は「休館はPTAなど市の教育関係者らで構成される委員会で意見聴取を行った結論」ととしています。

石丸市長「(美術館を)設立した目的に照らして効果が十分に生まれていない。費用対効果としてあまりにも不適切」

市は今後、美術館の施設を生かした活用策を検討していきたいとしています。

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