助っ人3選手は大誤算、復帰の田中将大も4勝止まり…楽天の今季の補強はどうだった?

楽天・田中将大【写真:荒川祐史】

左腕・コンリーは5月に契約解除、外国人野手2人も40試合以下出場にとどまる

楽天は今季66勝62敗15分けでパ・リーグ3位。6月には貯金を最大10にまで伸ばして首位に立ったこともあったが、その後は一進一退の戦いが続いた。田中将大投手が8年ぶりに復帰した今シーズン、チームの補強策はうまくいったのか検証する。

昨季までヤンキースで7シーズンを過ごした田中将大投手。復帰1年目の今季は23試合登板で4勝9敗と黒星が先行。防御率はリーグ5位の3.01だった。開幕直前に右ヒラメ筋を損傷して戦線離脱。初登板は4月17日にずれ込んだ。クオリティスタート率は73.9%と高かったが打線の援護に恵まれない試合も多く、白星は伸びなかった。

3月上旬に池田隆英投手との交換トレードで日本ハムから加入した横尾俊建内野手は30試合出場、打率.180と苦しんだ。シーズン途中の7月上旬には炭谷銀仁朗捕手が金銭トレードで巨人から移籍。新天地では51試合出場、打率.219、3本塁打をマークした。

新外国人3選手は大誤算だった。左腕アダム・コンリー投手は家族の来日が叶わないことから5月6日に契約解除。その後レイズとマイナー契約を結び8月にメジャー昇格、17試合登板で0勝0敗、防御率2.29をマークしている。

ルスネイ・カスティーヨ外野手とブランドン・ディクソン内野手は4月23日の西武戦で揃って初出場したが、カスティーヨは第1打席で左腹斜筋を痛めて交代。6月に復帰したが33試合出場で1本塁打だった。ディクソンも状態が上がらず打率.167、4本塁打に終わった。

【成績表】田中将大は4勝、助っ人3人は大誤算…楽天の新戦力、今季成績一覧

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(Full-Count編集部)

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