鳥居の材料は

 ◎…思わぬ形で再生―。木城町・田神地区(大山安信区長、27戸)の住民が地元の神社の鳥居を造った=写真。材料は使われなくなった金属製の電柱。頑丈な造りの自信作だ。
 ◎…菅原神社と大蛇(おおじゃ)権現にあった木製の鳥居が古くなり新調を計画。元建築業の橋口英郷(ひでさと)さん(73)と地区役員が約10日かけ取り組み、溶接業者の協力も得て11月下旬に2基完成した。
 ◎…元電柱だけに足場ボルトの設置箇所もはっきり分かる。堂々たる風格に「この鳥居なら長く持つ。地区の人たちに感謝」と大山区長(69)。鳥居のように住民の絆は固い。

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