小さな手に大きな実ずしり 平戸文旦、収穫

脚立に乗って大きな平戸文旦を収穫する園児=平戸文旦園

 長崎県平戸市猪渡谷町の中津良保育所(氏田裕子所長)の園児8人が10日、同市田平町の「平戸文旦園」で鈴なりの平戸文旦の収穫を楽しんだ。
 10年以上前から毎年、文旦園が園児を招いている。新型コロナウイルス感染拡大の影響から、園児たちの訪問は2年ぶり。文旦園は休耕地約1.4ヘクタールを活用し、ザボンの一種、平戸文旦約250本を栽培している。
 園児たちは「ぼくはこれを取りたい」「大きいのが取れたよ」と大はしゃぎ。高さ3~4メートルの木に実った果実を、脚立に上ったり、文旦園のスタッフらに抱っこされたりして収穫した。
 稲澤雅章代表(80)は「平戸文旦は全国のオーナーからとても評判がいい。今年は特にたくさん実を付けている。子どもたちも保護者と味わってほしい」と笑顔を見せた。

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