クォータイルがサイドカーを買収し、最大規模のクロスチャネルEコマース広告プラットフォームに

この買収により、5000のブランドと年間20億ドルの広告費を管理

ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 大手Eコマース・マーケットプレイス販売業者向けの優れた広告最適化プラットフォームであるクォータイルは本日、Eコマースの小売企業やブランドにパフォーマンスマーケティング・テクノロジーを提供するサイドカーを買収したと発表しました。サイドカーは、グーグル、マイクロソフトBing、フェイスブック、インスタグラム、アマゾンなどの主要広告プラットフォームすべてに対応しています。

両社はクォータイルの名称で統合し、このブランドは世界最大のクロスチャネルEコマース広告プラットフォームに発展します。いずれのプラットフォームも、機械学習と自然言語処理を活用して、データに基づく戦略とベストプラクティスをブランドのマーケティング担当者に提供するとともに、クラス最高のレポート機能と広告管理を提供します。

今回の買収により、すべてのプラットフォームでクォータイルが管理する広告費の額は、2021年には20億ドルに倍増すると見込んでいます。現在、アマゾン、グーグル、インスタカート、ウォルマート、フェイスブック、ショッピファイなどのEコマース・チャネルでこのプラットフォームを利用しているブランドは、ユニリーバ、バーツビーズ、セラシオなど5000以上に及びます。統合後の会社は、26カ国に顧客を持つことになります。

クォータイルの共同創業者であり最高経営責任者(CEO)のダニエル・クニジュニクは、次のように述べています。「サイドカーのクラス最高のソリューションと消費者直販Eコマース業者向けキャンペーンを管理する専門知識が、当社独自のAIを活用した分析機能と最適化プラットフォームと統合されることで、最も包括的で強力なEコマース・スイートが生まれます。両社の事業、製品、関係性は補完的であるため、統合後の顧客、従業員、他のステークホルダーには、多様な市場にわたって非常に大きな利益を提供することができます。」

クニジュニクCEOはさらに次のように述べています。「小売業のマーケティング担当者や小規模企業は、オンライン・マーケットプレイスで注目されることについては大きな困難に直面しています。Eコマース・マーケットプレイスでは、商品のわずか0.1%が売上の約80%を占めています。そのため、ブランドは、すべてのマーケットプレイスと消費者直販ウェブサイトで競争できる総合的なソリューションが必要であることを認識しています。」

Eコマース事業者の間で競争が激化して広告費が増加する中、クォータイルとサイドカーはいずれもこの数年で飛躍的な成長を遂げました。アマゾンでは、2021年末までに広告収入は244億7000万ドルに達すると予想されています。これは前年比で55.5%の増加であり、グーグルとフェイスブック(それぞれ広告収入は34%増と43%増)に次ぐ世界第3位の広告ネットワークとしてその差を縮めています。Eコマースのマーケティング担当者にとって、これらのプラットフォームは、急成長するこの業界において極めて大きな優位性をもたらすものとなります。

サイドカーの創立者でありCEOのアンドレ・ゴルソルキは、次のように述べています。「クォータイルのチームは、当社と同じく、小規模企業や大規模小売企業がチャネル全体にわたって露出度を高め、購買層とブランドを拡大できるよう支援するという熱意を持っています。今回の買収は、お客さまの課題がより複雑になる中で、我々がお客さまのためにいかに努力し続けているかを示す絶好の例です。サイドカーとクォータイルの能力と技術が統合されることで、小売企業から信頼される卓越したパフォーマンス・マーケティングを引き続き実現していきます。」

買収の条件は開示されていません。統合後の会社は300人以上の従業員を擁することになります。昨年9月に最初にクォータイルに少数株主として投資したデトロイトのプライベート・エクイティ投資会社のロックブリッジ・グロース・エクイティは、今回の買収取引においても引き続き筆頭機関投資家となります。また、サイドカーの既存株主も買収後のクォータイルの株式を大規模に保有します。この取引に関連して、投資銀行のカナコード・ジェニュイティがクォータイルとロックブリッジの専属財務顧問を務めました。

ロックブリッジの創立者でマネジング・パートナーのケビン・プロコップ氏は、次のように述べています。「サイドカーのチームと提携できることを大変うれしく思います。サイドカーのチームは非常に素晴らしい事業を構築しました。クォータイルとサイドカーが統合することで、Eコマース・マーケティング業界で絶好の機会を捉える独自の立場に立つ特徴的な企業が生まれると考えています。」

クォータイルについて:

2016年に設立されたクォータイルは、アマゾン、ウォルマート・ドットコム、インスタカートなどの大手Eコマース・マーケットプレイスを利用する販売者向けの人工知能と機械学習を活用した広告最適化プラットフォームです。クォータイルの広告テクノロジーは、独自の技術と6つの特許アルゴリズムを用いて、正確なデータに基づいてリアルタイムに決断を下し、業績と成長を向上させます。クォータイルのプラットフォームは使いやすいダッシュボードで、販売者があらゆるマーケットプレイスのリテール・メディアを管理するツールとなります。これにより、販売者は、商品レベルでキャンペーンを最適化することで、売上を最大限に伸ばし、売上高広告費比率(ACoS)を低減し、利益率を向上させることができます。詳細情報については、www.quartile.comをご覧ください。

サイドカーについて:

サイドカーは、優れたパフォーマンス・マーケティングを小売企業やブランドに提供しています。サイドカーの高度な技術と独自のデータ、ならびに長年にわたるパフォーマンス・マーケティングの専門知識により、お客さまは、現在の最も強力な検索、ショッピング、ソーシャル、マーケットプレイスの各チャネルの可能性を最大限に引き出すことができます。詳細情報については、getsidecar.comをご覧ください。

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