『砂の器 シネマ・コンサート』東京・大阪で再演決定!

株式会社朝日新聞社は、 『砂の器 シネマ・コンサート』を、 2022年1月9日(日)に東京国際フォーラム ホールAで、 2月28日(月)に大阪・フェニーチェ堺 大ホールで開催。 シネマ・コンサートは、 映画のセリフや効果音はそのままに、 音楽パートをフルオーケストラが生演奏し、 大スクリーンで全編上映。 クライマックスに流れるスクリーンの中の「宿命」のコンサートシーンと、 現実のオーケストラによる演奏がリンクするかのような体験はシネマ・コンサートならでは。 「砂の器」(野村芳太郎監督、 1974年公開)は松本清張による同名の原作を映画化。 東京・蒲田の国鉄操車場で起きた殺人事件を追う刑事を丹波哲郎と森田健作が、 物語のカギとなる新進気鋭の音楽家を加藤剛が演じた。 犯人と被害者が交わしたなまりのある「カメダ」という言葉。 それは人名か、 地名か。 被害者はなぜ、 行く予定のない東京に向かったのか……。 社会派ミステリーとしても秀逸な本作。 謎が解き明かされるにつれ、 ハンセン病に対する人々の差別や偏見など、 現代の私たちにも普遍的なテーマが浮かび上がる。

ラスト40分、 自ら作曲した「宿命」を、 音楽家がオーケストラとともに演奏するコンサートシーンは圧巻。 ピアノを弾く音楽家に重なるのは、 彼が父と経験した困難と流浪の少年時代。 欧米で人気を集めてきたシネマ・コンサート。 日本でも「ゴッドファーザー」「スター・ウォーズ」「銀河鉄道999」などの名作を上演、 熱烈なファンに支持されてきた。 「砂の器」も2017年の初演以来、 好評を得て再演を重ねてきました。 この公演でしか得られない迫力と臨場感をぜひ体感しよう。

写真:(C)1974・2005 松竹株式会社/橋本プロダクション

© 有限会社ルーフトップ