知的障害者のスポーツ活動支援 佐世保中央ロータリークラブ

短距離走を披露するアスリート(中央)=佐世保市、島瀬公園

 佐世保中央ロータリークラブ(本田実(まこと)会長)は12日、長崎県佐世保市島瀬町の島瀬公園で「スペシャルオリンピックス活動支援・市民交流会」を開いた。
 スペシャルオリンピックス日本(SON)は、知的障害のある人たちにスポーツトレーニングと競技の場を提供する団体。イベントは、SONの活動を多くの人に知ってもらおうと企画した。
 SON・長崎佐世保支部では、陸上、水泳、ボウリング、バドミントンの練習をそれぞれ月2回行っている。所属するアスリートらは公園のステージに上がり「自己ベストの更新」「全国のアスリートと競ってメダルを取る」など目標を発表。本田会長は活動支援のため、タオルやバドミントンのシャトル、競泳用のキャップなどを贈呈した。
 その後、アスリートらは短距離走を披露。陸上の練習をしている吉山博仁(ひろのり)さん(25)は「SONの活動を伝えられてよかった。長距離走が得意なので、10キロを40分以内で走れるように頑張りたい」と話した。
 この日は、県立佐世保特別支援学校の和太鼓演奏やダンスなどもあった。


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