拉致被害者救出を 長崎で署名活動 UAゼンセン

拉致被害者の一刻も早い救出を呼び掛けた署名活動=長崎市中心部のアーケード

 産業別労組UAゼンセン長崎県支部(長岡英樹支部長)は18日、長崎市中心部で、北朝鮮による拉致被害者を救出するよう政府に求める署名活動を実施した。
 同支部によると、北朝鮮に拉致されたと政府が認定している松本京子さん(鳥取県)は1977年の失踪当時、同労組の組合員。拉致の可能性が否定できない特定失踪者に元組合員の家族1人が含まれている。
 このため同労組は2002年から被害者家族支援に取り組み、11年から首相に提出した署名は374万筆を超えた。12~2月を支援活動強化月間とし、全国各地で署名や学習活動などを展開している。
 18日は、長岡支部長ら35人が長崎市中心部の2カ所で署名活動を実施。「救出に力を貸してください」と呼び掛け、買い物客らが応じていた。

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