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核兵器廃絶を求め国内外で活動する第24代高校生平和大使の結団式が18日、広島市内であり、今年1月の核兵器禁止条約発効を受け「世界の核廃絶に向けた流れに乗り、活動を飛躍させる」などと決意を語った。
長崎県を含む19都道府県から過去最多の35人が選出された。長崎県立長崎東高2年の安野由布里さん(17)は核兵器の小型化が進み、使用されやすくなっていると危機感を示し「若者が平和活動をしたいと思うきっかけをつくりたい」と決意を表明。福島県立福島高2年の佐藤麻友華さん(17)は東日本大震災で被災した経験から「原爆と原発は人間がコントロールできない共通点がある。放射能の恐ろしさを身をもって知ったからこそ、等身大の言葉で原爆の恐ろしさを伝えたい」と話した。
元広島平和記念資料館長で被爆者の原田浩さん(82)が体験を語り「被爆体験が原爆の原点だと忘れず、多くの人に伝えてほしい」と呼び掛けた。
平和大使は核廃絶の署名をスイス・ジュネーブの国連欧州本部に届けているが、新型コロナの影響で昨年から渡航を見合わせている。