箱根駅伝往路Vトロフィー 4回も作り直した今回の題材は

箱根駅伝の往路優勝トロフィーを作成した金指さん=箱根町役場

 新春を告げる東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で箱根町から往路優勝校に送られる箱根寄木細工の優勝トロフィーとメダルが完成し、お披露目された。伝統工芸士の金指勝悦さん(81)が手掛け、世界に一つだけの逸品に「選手の励みになってくれれば」と思いを込めた。

 トロフィーは高さ37センチ。毎年、その年の世相からテーマを選び、昨年の人気漫画「鬼滅の刃」から、今年は東京五輪・パラリンピックに。五輪のエンブレムやパラリンピックのシンボルマークをモチーフにし、台座の模様はセーリング競技が行われた藤沢・江の島の波を表現した。

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