ぜいたく税が確定 ドジャース3265万ドル、パドレス129万ドル

AP通信によると、今季の全球団の給与支払額は40億5000万ドルとなり、過去最高額を記録した2017年(42億5000万ドル)から4.6%減少し、2015年(39億ドル)以降では最少となったようだ。そんななか、ドジャースはメジャー史上2位となる年俸総額2億6200万ドルを記録(1位は2015年ドジャースの2億9100万ドル)し、3265万ドルものぜいたく税を課されることに。ドジャース以外にぜいたく税のペナルティを科されたのはパドレスだけだった。

シーズンの年俸総額とぜいたく税の計算に使用する年俸総額の計算方法は異なっており、たとえば4年4000万ドルで契約して4年間の年俸が850万ドル、950万ドル、1050万ドル、1150万ドルとなっている場合でも、ぜいたく税の計算上は4年×1000万ドルで均等に配分される。また、年俸だけでなく、契約ボーナスや出来高などで獲得したボーナスも含まれる。今季のぜいたく税の上限額は2億1000万ドルだったが、ドジャースとパドレスの2球団がこれを超過。フィリーズ(2億940万ドル)、ヤンキース(2億840万ドル)、メッツ(2億770万ドル)、レッドソックス(2億760万ドル)、アストロズ(2億660万ドル)の5球団は辛うじて上限額以内に収めた。

ドジャースはぜいたく税の計算に使用する年俸総額が2億8560万ドルとなり、これは2015年の2億9790万ドルに次ぐ史上2番目の金額。ぜいたく税の金額は3264万9965ドルとなり、2003年にぜいたく税の制度が導入されて以降の通算支払額は1億8200万ドルに達し、これはヤンキース(3億4800万ドル)に次ぐメジャー2位となっている。また、パドレスはぜいたく税の計算に使用する年俸総額が2億1650万ドルで上限額を超過し、129万3478ドルのぜいたく税を支払うことになった。

さらに、ドジャースは上限額を4000万ドル以上超過してしまったため、来年のドラフトでもペナルティを科される。最も高い順位の指名権が10個後退するため、全体30位で指名する予定だったドジャースの最初の指名権は全体40位となる。

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