新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を巡り、横浜市の山中竹春市長は22日、原則8カ月以上とされる接種間隔を前倒しし、23日からクラスター(感染者集団)が発生していない市内高齢者施設でも接種を始めると発表した。年内に計14施設で行い、来年1月以降も順次、接種を行う方針。
これまで接種間隔を短縮できるのはクラスターが発生した施設に限られており、市内でもすでに1施設で3回目の接種を実施。国は17日に対象をクラスターが発生していない高齢者施設にも拡大しており、山中市長は「オミクロン株の感染拡大を懸念し、クラスターが起きやすい施設は早く接種を進めていくべきと判断した」と話した。