オカダ・カズチカ『「リング」に立つための基本作法』発売!

新著『「リング」に立つための作法』の冒頭で、 こう綴るオカダ・カズチカ。 この本では、 新日本プロレスを牽引するオカダが、 マインドを鍛えるスクワット法から、 SNS との付き合い方、 後輩体質のコミュニケーション力、 そしてスーツや日記の効用まで、 老若男女、 誰もが自らの「リング」に立つためにヒントとなる、 オカダ流人生の極意を明かす。 凛々しいスーツ姿のショット、 鍛え抜かれた肉体を披露するショット、 愛車フェラーリとのショットなど、 撮り下ろし写真 を44 ページにわたって掲載。

オカダ流人生の極意

あまたある格闘技のなかで、 プロレスだけが相手の攻撃を真っ向から受ける。 よけない。 お前の力はそんなもんなのか!? というように、 相手のチョップを真正面からもらう。 キックももらう。 スタミナに自信があればラリアットも受ける。 だから、 プロレスラーはオフェンスだけでは通用しない。 実はディフェンスの能力がものすごく問われるのだ。 相手の攻撃を逃げることなく受け止め、 倒れない。 そういう強靭な身体を手に入れるために、 僕たちは日々地道なトレーニングを積んでいる。 攻撃力だけでなく、 受ける力、 耐える力があってこそ、 一流のプロレスラーといえるのだ。 僕の体重は107kg。 闘う相手も100kgを超えている。 130kgを超える外国人レスラーもざらだ。 そんなプロレスラーの攻撃を真正面から受けるのは、 キャリアを積んでもやはり勇気がいることなのだ。 そして、 度量も必要。 身体だけでなく、 マインドも鍛えていかなくてはならない。 プロレスの試合は人生の縮図だ。 そこには、 闘っているプロレスラーならではの物語がある。 リングの上は戦場。 攻めているときもあれば、 防戦一方のときだってある。 勝利に酔うこともあれば、 あっさり負けることもある。 歓喜があり、 砂を噛むような屈辱もある。 勝ったときだけでなく、 負けたときの態度やその後、 雪辱を果たすまでの姿を通して、 プロレスラーとしての価値が問われる。 それと同時に人としての真価も問われる。 この本では、 身体を鍛え、 心を鍛えるとともに、 はからずもリングで人間力を磨かせてもらってきたプロレスラー、 レインメーカーことオカダ・カズチカの日常、 ありのままの姿をお見せしたい。 そしてこの本のタイトル『「リング」に立つための作法』の「 」には、 読者のみなさんの取り組んでいることを入れてほしい。 日々を過ごすうえで、 何かのヒントになればと思っている。

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