こんにちは、浜の小魔人です。今回は、スキレットで絶品ハンバーグを作るコツを、皆さんにお伝えしようと思います。お子様から大人まで、女性でも男性でもハンバーグが嫌いな人は少ないはず!焼き方・焼き時間をしっかり覚えれば、誰でも美味しいハンバーグが作れます。筆者おすすめのハンバーグレシピも掲載しますので、ぜひ試してくださいね!
スキレットで焼く「ハンバーグ」はどうして美味しいの?
ジューシーなハンバーグから溢れ出す肉汁……。想像しただけでヨダレが出てくるのは、筆者だけではないはずです。
家にいる時なら、オーブンで焼いたり、フライパンで焼いたりすることが多い「ハンバーグ」。でも、キャンプに行った際にスキレットで焼いてみて、びっくり。普段のハンバーグよりも、とても美味しかったんです!
では、なぜスキレットで焼く「ハンバーグ」が美味しいんでしょうか?
筆者が使っているスキレットは、ごく一般的な鋳鉄製の、やや厚みのあるスキレットです。
鋳鉄製のスキレットは、アルミ製の普通のフライパンと比べると熱伝導率がよく、食材に均一に熱が入ることが知られています。
特にキャンプ場で調理する時に焚き火や炭火を使う場合は、均一な火加減を維持するのは非常に難しいですよね。また、コンロを使うにしても、アウトドアでは風の影響などでなかなか火力が安定しません。
火力が不安定な中で普通のフライパンで料理をすると、なかなかうまいこと調理ができないという経験が皆さんもあるのではないでしょうか?
鋳鉄製のスキレットは、全体が温められ熱を持つと、多少の火加減のバラツキが生じても、直ぐには冷めないため食材に均一に熱が入っていきます。
これが、スキレットで「ハンバーグ」を焼いた時に美味しくなる秘密なのです。
ハンバーグがより美味しく焼けるのですから、キャンプはもちろん、自宅でもスキレットで焼いてみるのもおすすめですよ!
絶品ハンバーグの準備:まずはスキレットを手に入れよう!
「スキレットで作るハンバーグが美味しい」とわかった皆さんは、早速スキレットが欲しくなっていることでしょう。
ここでは、筆者おすすめのスキレットのご紹介と、使う前のお手入れ(シーズニング)をお伝えしますね。
筆者イチオシは「ニトリのスキレット」(通称ニトスキ)
筆者のイチオシは、ニトリのスキレット(通称「ニトスキ」)です。理由は明確で、コスパ最強だからです!
そして入手したら、使う前に必ずシーズニングをしてください。
※一部のスキレットはシーズニングが必要ないものもあります。くわしくは各スキレットの商品詳細や説明書をご確認ください。
シーズニングのやり方
シーズニングとは、鋳鉄製品に工場出荷時に塗布された工業用油を使用前に剥がすことによって、初めての調理時に嫌な臭いや味がしないようにする準備作業のことです。
手順はそれほど難しくありません。シーズニングのやり方は、こちらの記事をご参照ください。
筆者が狙っているもう1つのスキレット!
ご予算に余裕があるならば、「シーズニング」が不要で(買ってすぐに使えて)、取手が外せて便利なスキレットもあります。
持ち運びや収納する際に「取手が邪魔」だと感じたことのある方も、少なくないはず。筆者は次に買うときはこれを入手しようと狙っています。
スキレットで作る絶品ハンバーグの失敗しない焼き方のコツ(基本編)
それでは「ハンバーグ」を実際に焼いていきましょう。
結論から先に申し上げますと、ハンバーグを美味しく作るコツは「焼き方・焼き時間」に尽きると筆者は思っています。
そのあたりも、詳しく説明していきますね。
材料
- 合挽肉:200g
- 玉ねぎ:1/4個
- パン粉:1/3カップ
- コンソメスープの素:大さじ1
- ナツメグ:適量
- 胡椒:適量
- 卵:1個
- サラダ油:大さじ2
- ◯ブロッコリー:適量
- ◯人参:1/3本
- ★ケチャップ:大さじ2
- ★中濃ソース:大さじ2
※男性ソロキャンパーの筆者は、200gが1食なのですが、女性やお子様の場合は適宜ご調整ください。
作り方
1. 玉ねぎを5mmくらいの細か目のみじん切りにする
2. ◯の材料を茹でて付け合わせを作る(筆者はキャンプに行く前に家で茹でて持っていくことが多いです)
3. ボウルに合挽肉、玉ねぎ、パン粉、卵、コンソメスープの素、ナツメグ、胡椒を全て入れて、手早く、しかし粘りが出るくらいよく手でこねる。(キャンプ場でこねる時は、ビニール袋に材料を全て入れてこねると手が汚れなくて良いですよ)
4. 肉だねを俵型に整形する
5. スキレットを加熱してから油を入れ、強火で1分半〜2分焼く(焼き色が付くくらい)
6. 焼き色がついたら裏返し、弱火にして、蓋をして6分間蒸し焼きにする(蓋がない場合は、アルミホイルで蓋をすればOK)
7. 蒸し焼きにしている間に★の材料をよく混ぜてソースを作る
8. 蒸し焼きが5分ほど経過した時に、茹でておいた付け合わせ野菜をスキレットに並べ再び蓋をして1分加熱する
肉が焼けたら7のソースをかけて完成
ハンバーグを美味しくする玉ねぎの「炒めるor 生のまま」問題!貴方はどちらを選ぶか?
玉ねぎを炒めて使うか?生のまま使うか?
どちらが正しいのか、悩んだことありませんか。
筆者は長い間「ハンバーグに入れる玉ねぎは、あめ色に炒めたものが正解」「玉ねぎを炒めないと甘みが出ないから美味しくない」と思い込んでいました。
でも、それが単なる思い込みだと知った時はショックでした。知っているつもりはダメだなぁ〜ってね。
ハンバーグに入れる玉ねぎは、炒めたものでも、生でも(あるいはすりおろしたものでも)それぞれ良いところがあるんです!
あめ色玉ねぎを使うと、甘くコクのあるハンバーグになる!
玉ねぎを炒めると甘みが出てコクのある美味しいハンバーグが作れます。
ただし、あめ色玉ねぎは作るのに時間がかかる(炒め時間40分〜50分)ので、キャンプ場で一から作るのは、筆者はおすすめできません。
あらかじめ家で作って持っていくとしたら、こんな時短調理の仕方もありますよ。炒め時間は10分くらいで済みますし、冷凍保存も可能です。
あめ色玉ねぎの簡単な作り方
- 玉ねぎをみじん切りにする
- 耐熱皿にキッチンペーパーを敷き、みじん切りの玉ねぎを乗せラップして3分レンチンする
- レンチンした玉ねぎを、フライパンで適量のサラダ油を使って炒める(10分)
- 冷ましてから保存袋に入れて保管する(冷凍で1ヶ月くらい大丈夫)
もっと簡単に準備したい方は、市販の炒め玉ねぎを使うという手もあります。手軽で美味しく作るには良い方法ですね。
生の玉ねぎを使うと、ジューシーなハンバーグになる!
生の玉ねぎを使う方法は「なんとなく手抜きっぽい」と思う方も、いらっしゃるかもしれませんね。
でも、全然そんなことはないのです。生の玉ねぎを使うと、焼いた時に玉ねぎから水分が出てハンバーグがジューシーに仕上がります。
「炒めた玉ねぎと、生の玉ねぎ、どちらで作ったハンバーグが自分好みか?」これを知っておくことが大切です。
また、ハンバーグの種類によって使い分けができるようになれば、今まで以上に美味しいハンバーグが作れるかも知れません。いろいろ試してみてくださいね。
スキレットで焼く絶品ハンバーグレシピ(その1):キノコいっぱいの煮込みハンバーグ
普通にハンバーグを焼くだけでも美味しいのですが、筆者はこの煮込みハンバーグが一番好きです。
普通のハンバーグを作って自信が持てたら、次は煮込みハンバーグをぜひ試してみてください。
材料
- 合挽肉:200g
- 玉ねぎ:1/4個
- パン粉:1/3カップ
- コンソメスープの素:大さじ1
- ナツメグ:適量
- 胡椒:適量
- 卵:1個
- ドライパセリ:適量
- ★ベーコン(スライス):数枚
- ★にんにく:1片(みじん切り)
- ★しめじ:1/2株
- ★カットトマト:1/2.缶
- ★ケチャップ:大さじ2
- ★赤ワイン:50cc
※分量は、基本編と同様ですのでご調整ください
作り方
- ハンバーグを焼くところは基本編の1、3、4、5、6と一緒です
- ハンバーグが焼けたら、一旦取り出す。
3. ハンバーグを焼いた油に細かく切ったベーコンとにんにくみじん切りを入れて炒める(油が少ない場合はオリーブオイルを適宜足す)
4. そこにカットトマトを入れ、ワインと一緒に煮込む
※ホールトマトを使う場合は、手で潰しながら入れましょう
5. しめじは石づきを取ってから、手でちぎってソースに入れます。そして最後にケチャップで味を整えてください
6. しめじがしんなりしたら、一旦取り出したハンバーグを戻し5分煮込む
7. 火を止めてから、ハンバーグの上にしめじなどの具材を乗せドライパセリをかけて完成です
スキレットで焼く絶品ハンバーグレシピ(その2):チーズインハンバーグ
筆者が初めて「チーズインハンバーグ」を食べたのは、もうだいぶ大きくなってからのファミレスでした。
あの時の感動は、今でも覚えているほどです。だから、いつも「チーズインハンバーグ」を作るときに特別な思いを持ってしまいます。
そんなチーズインハンバーグのレシピは、こちら。
材料
- 合挽肉:200g
- スライスチーズ(チェダー):1枚
- とろけるスライスチーズ:1枚
- 玉ねぎ:1/4個
- パン粉:1/3カップ
- コンソメスープの素:大さじ1
- ナツメグ:適量
- 胡椒:適量
- 卵:1個
- ◯ブロッコリー:適量
- ◯人参:1/3本
- ★ケチャップ:大さじ2
- ★中濃ソース:大さじ2
※分量は、基本編と同様ですのでご調整ください
作り方
- 肉だねを作るところまでは基本編の1〜3と同様です
- スライスチーズ2種を重ねて二つに折り(長方形)に重ねる
3. チーズを包み込むように肉だねをつけて整形する
4. 基本編の5〜9の手順で焼いて、ソースをかけたら完成です
チーズがとろけて出てくる焼きたてを食べるのが、最高ですよ!
ハンバーグを焼いた後のスキレットのお手入れ方法
ハンバーグを焼いた後のスキレットは、できるだけ長時間放置せずに手入れをしましょう。長く放置するとサビの原因になりますから、ご注意ください。
注意点としては、鋳鉄製のスキレットは絶対に洗剤で洗わないでください。洗剤をつけて洗うと、今まで少しずつ染み込ませてきた油が取れてしまい、シーズニングを最初からしなくてはいけなくなります。
お手入れの手順は以下の通りです。
- スキレットについている汚れをペーパータオル等で拭い取る
- スキレットに水を入れて沸騰させる(多少の焦げ付きはこの工程で浮いてきます)
- お湯を捨てて冷まし、触れるくらいになったらたわしでの残った汚れを取ります(金属たわしは絶対に使わないでください。傷がついて錆びます)
- 水をよく切って加熱し、その後にオリーブオイルを満遍なく塗ってお手入れ完了です
子供から大人までみんな大好き♪スキレットで絶品ハンバーグを楽しみましょう!
さて、今回はスキレットで作る絶品ハンバーグをお届けしてまいりました。子供から大人まで、女性も男性も大好きなハンバーグは、食べると気持ちも楽しくなりますよね。
筆者も「定番メニューだからこそ美味しく作りたい!」「失敗できない!」とついつい力が入ってしまいます。
今回この記事を読んで「みんなが笑顔になれる絶品ハンバーグ」をマスターしたあなたは、きっと明日からウキウキしながらハンバーグを作っていることでしょう。そんな風になったら良いなと思いながら記事を書きました。それではまた。
▼スキレットレシピはこちらもチェック!