"冷凍パイ生地"でお手軽「ガレットデロワ」…運試しもできちゃう!ハッピーなお菓子

フランスでは、クリスマスが終わり、年が明けるとガレット・デ・ロワの季節が到来します。
ガレット・デ・ロワを直訳すると「王のお菓子」。
昔は、1月6日のエピファニー(3博士によってキリストの誕生を公にした日)をお祝いして食べられるお菓子でした。

今では宗教色は薄れ新年を祝うお菓子として親しまれています。
ガレット・デ・ロワは、中に埋め込まれたフェーブが入った部分を食べた人が王冠をかぶり、その日一日「王・女王」として皆から祝福されて、一年の幸福が約束されるというおみくじ的要素があります。

ガレット・デ・ロワをお家で作ってお祝いしてみませんか?
今回は、パイ生地は市販のものを使用するので、アーモンドクリームを作るだけです。
是非、挑戦してみましょう!

パイ生地を使ったGalette des rois(ガレット・デ・ロワ)のレシピ

《材料》

・冷凍パイシート 2枚

アーモンドクリーム
・バター(ポマード状) 60g
・粉砂糖 60g
・全卵 1個
・アーモンドプードル 60g
・ラム酒 5g

・ドリュール(塗り溶き卵)全卵 1個分

シロップ
・水 : 50ml
・グラニュー糖 : 50g

1 パイ生地を円形にくり抜き、冷蔵庫で休ませておく。
2 アーモンドクリームを作る。
1.ボウルにポマード状のバター・粉砂糖を入れてよく混ぜる。
2.そこに、よくといた卵を入れて混ぜ合わせる。
3.アーモンドプードルとラム酒を加え混ぜる。

3 組み立て
1.生地1枚の上にクリームを絞り、もう一枚の生地でクリームを挟む。この時にフェーブを入れる。
2.形を整え、卵液を全体に塗り冷蔵庫で10分休ませる。
3.もう一度卵液を塗り、ナイフで模様をかく。

表面の美しい模様(レイエ)も、ガレット・デ・ロワの特徴です。模様のパターンは、ひまわり・麦の穂・太陽・月桂樹の葉・オリーブ等自然の実りがモチーフになっています。
今回は月桂樹の葉を描こうと思います。
ナイフを少し傾けて、テンポ良く模様を入れてくださいね。

4 オーブンを180度にして40分焼く。
5 焼き上がったらシロップを塗ってオーブンに戻し(オーブンは起動させず、残りの熱を使う)5分したら出来上がり。

焼いている途中(焼いて30分後位)、生地の上に天板を乗せるとガレット生地の上面が平らになる。

絶品手作りガレットで、素敵な新年をお迎えくださいね。

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