政府が新型コロナウイルスワクチンの3回目接種の前倒しを発表したことを受け、相模原、秦野の両市は23日、高齢者施設等の入所者を対象にした3回目接種を始めた。
秦野市では、同市千村の介護老人福祉施設「寿湘ケ丘老人ホーム」に入所する50~100歳代の90人が接種を受けた。接種を終えた女性(82)は「痛みもなく終わった。安心して年が越せそう」とほっとした様子。同ホームの加藤由里子施設長は「ブレイクスルー感染も増えてきている。家族などからの同意を得られた入所者から順次進めていきたい」と話した。
一般の65歳以上の高齢者への3回目の接種については、相模原、秦野の両市ともに、2回目からの接種間隔を7カ月に短縮し、来年2月上旬から始める。