新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の市中感染が国内の複数地域で確認されたことを受け、神奈川県の黒岩祐治知事は23日、「県内で患者は出ていないが、時間の問題だ」と警戒感を示した。「医療提供体制はしっかりできあがっているので、基本的にはこの中で対応できると思っている」とも説明した。
知事はこの日、東京、千葉、埼玉の3都県知事とオンラインで意見交換。帰省などが増える年末年始に向け、基本的な感染防止対策の徹底を求める共同メッセ－ジをまとめた。知事は意見交換後、記者団に「基本的な感染防止対策をしっかりやりながら、さまざまなことを楽しんでほしい」と説明した。
また、4都県の知事でオミクロン株の感染力、重症化リスクの早期分析や情報提供などを求める要望を国に共同提出した。
