キャンピングカーを災害避難所に 神奈川・厚木市と業者が協定

ダイレクトカーズの2台のキャンピングカーの前に立つ小林常良市長(右)と百田雅人社長=厚木市役所

 災害時に高齢者や妊産婦など配慮が必要な人たちの避難場所としてキャンピングカーを活用しようと、神奈川県厚木市は市内に支店があるキャンピングカー製造・販売のダイレクトカーズ(百田雅人社長)と協定を結んだ。

 同社は三重県に本社を置き、7月に厚木市妻田東に大型展示スペースを持つ支店を開設した。トラックをベースにベッドやトイレ、コンロ、冷蔵庫などを設置した大型キャンピングカー(長さ約5メートル、幅2.2メートル、高さ3メートル)や、ワンボックス車を改造したタイプなどを扱う。

 市は災害時に同社から最大5台のキャンピングカーを借り、避難所で高齢者や障害児者、妊産婦、乳幼児など一定の配慮を要する人たちの避難スペースとして利用する。

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