パラ選手権で好成績 二人三脚、困難乗り越え 車いす卓球 小山の島也さんV、田野倉さん3位

パラ卓球のクラス別選手権で優勝した島也さん(右)と3位の田野倉さん。二人三脚でパリパラリンピック出場を目指している=12月上旬、宇都宮市

 東京パラリンピック日本代表も多く出場し、大阪市内で開催された「第13回国際クラス別パラ卓球選手権大会」で、パートナー同士の2人が二人三脚で好成績を収めた。男子シングルスの小山市粟宮、契約社員島也博明(しまなりひろあき)さん(46)が、車いすの部の最も障害が重い「クラス1」で優勝し、同所、田野倉祥子(たのくらさちこ)さん(42)も女子シングルスの「クラス4」で3位。車いすで利用できる練習施設の確保に苦労しながら、2人は3年後のパリパラリンピック出場を目指している。

 大会は11月に開かれた。成績は2022年に国際大会へ派遣する選手選考の基準となる。クラスは1~5が車いす、6~10とSが立位で、数字が小さいほど障害が重い。

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