田村淳が、中国共産党寄りの発言が多いジャッキーに「香港市民の心の支柱になってあげて欲しかった」

25日放送の『ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNewsCLUB』(文化放送)で、お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳が、中国共産党寄りの発言が多いジャッキー・チェンについて残念な気持ちを語った。

番組では、「今週の気になるニュース」のコーナーで、選挙制度が変更されてから、初めて行われた香港の立法会議員選で、議席を親中派がほぼ独占した件について扱った。

淳は「僕はジャッキー・チェン大好きだったんで、香港映画はミスター・ブーとかジャッキー・チェンとかユン・ピョウとかそんなのばっかり観てたんで。本当に香港は、そうなっちゃうのかな~っと‥大陸に飲み込まれちゃうのかなと、ちょっと不思議でならないですけどね」と思い出と共に最近の香港の印象について語った。

ゲストで出演していた週刊文春WOMAN編集長の井崎彩氏が「ジャッキー・チェンが、(香港では)もう本当に忌むべき有名人の第1番の人みたいになっていて、親中派で」と最近のジャッキーの評判について話すと、淳は「香港国際警察だったんですよジャッキー・チェン。その香港警察が今、香港市民を取り締まる側になっちゃってますからね」とジャッキーの主演作『ポリス・ストーリー』にかけて、最近の香港警察が民主派などを摘発してきた事に触れる。

さらに井崎氏は「ジャッキー・チェンが『もっと香港は管理されるべきだ』と発言したりとか、『中国共産党員になりたい』みたいな事を言ったりしていて」とジャッキーが中国本土寄りの発言を繰り返していると話すと、淳は「そうでしたね。いくらもらったんだろうと思いますよ」と批判する。

井崎氏はジャッキーを含めた、こうした有名人の発言には映画を撮り続けなければいけない事情もあるのではと予想したが、淳は「香港に育ててもらってるはずなんですよジャッキーは。一生食べていけるような財があれば、こっから香港にお返しっていう。なにも大陸と敵対する必要はなくて、少なくとも香港市民の心の支柱になってあげて欲しかったとは思うんです」とそれでも香港市民の意見も聞いて欲しかったと残念がった。

また、強い監視下にあるが故の発言の可能性もあるということで淳は「命が握られている可能性もあるもんね、中国だと。財産とかお金のことじゃなくて、命が脅かされる国というのはやっぱり怖いですね」と話したのだった。

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