バスケットボールの全国高校選手権(ウインターカップ)第3日は25日、東京・駒沢体育館などで行われ、男子2回戦で神奈川代表の桐光学園は85―87で小林(宮崎)に競り負けた。
桐光学園は第4クオーター残り16秒で5点を追う苦しい展開も、主将前田が3点シュートをねじ込んで反撃。さらに常陸のスチールから残り2秒で再び前田が3点シュートを試みたが、リングにはじかれて逆転はならなかった。前田は「前半から迷惑を掛けてばかりだったので、最後も決めたかった。チームのみんなに申し訳ない」と悔しさをのぞかせた。
前回大会は新型コロナウイルスの陽性者が出たために辞退し、2年分の思いを胸に秘めて戦い抜いた。高橋正幸監督(53)は「一生懸命やってくれた。本当に勝たせてあげたかった。あれだけ失点がかさむと、うちの本来の姿ではない。どこかで止めないといけなかった」と総括した。