冬の嵐は3日間続く 大雪や猛ふぶき、厳しすぎる寒さに警戒を

 日本付近は、強い冬型の気圧配置がきょう26日(日)から3日間続く見込み。大雪や猛ふぶき、また厳しすぎる寒さに警戒が必要だ。

強烈寒波・東京でも初雪

26日(日)午前10時までの24時間降雪量[上]と午前9時ごろの富山駅前の様子(撮影:ウェザーマップ)[下]

 26日(日)日本付近は、強い冬型の気圧配置になっていて、上空にはかなり強い寒気が流れ込んでいる。雲の様子をみても、日本海には寒気による筋状の雲がびっしりと広がり、陸地に次々と流れ込んている。26日10時までの24時間降雪量は、関山(新潟)で80センチ、津南(新潟)で69センチ、また富山でも36センチを観測し、平地でもまとまった雪となっている所がある。
 また、太平洋側にも一部雪雲がかかり、26日朝にかけては東京や鹿児島でも初雪が観測された。

 強い冬型の気圧配置は28日(火)まで続く予想で、日本海側では大雪や猛ふぶきに警戒が必要となる。数時間で急激に積雪が増えるおそれもあるため、車の立ち往生などが発生する可能性もある。また、猛ふぶきで見通しがかなり悪化するおそれもあり、大雪や猛ふぶきが予想される地域では、不要・不急の外出は控えた方が良さそうだ。太平洋側でも山地を中心に大雪となり、九州から東海では平地でも大雪のおそれがある。積雪や路面の凍結などに注意が必要となる。

水道管の凍結などにも注意を

 冷たい空気に覆われるため、晴れる地域でも気温は低く、26日の最高気温は東京で7℃など、昼間も北風が身に染みるような厳しい寒さとなりそうだ。寒さも28日頃まで続く見込みで、特に朝は内陸を中心に水道管の凍結のおそれもあり、対策を心がけたい。

(気象予報士・佐々木聡美)

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