横浜八景島シーパラのオタリア・レオくん、豪快に「寅」 新年書き初め準備万全

「寅」の字を書き終え、ポーズを取るオタリアのレオ=横浜市金沢区の横浜・八景島シーパラダイス

 横浜・八景島シーパラダイス(横浜市金沢区)で27日、アシカの仲間オタリアによる新年に向けた「書き初め」の練習風景が公開された。書道を始めて14年目の「レオ」(雄、18歳)が口にくわえた特製の筆を器用に使って来年のえと「寅」を書き上げた。

 これまでは飼育員が動かす棒を鼻先で追って書いていたが、3カ月ほど前から用紙の裏に当てたペンライトの光の動きに応じて書くことに挑戦してきた。

 用紙いっぱいに豪快な「寅」を書き上げると、名前の由来でもあるライオンのような咆哮(ほうこう)を上げ、出来栄えをアピールした。サポート役の飼育員西川弥緒(ねお)さん(28)は「豪快な筆さばきで味のある字がレオの魅力。どんどん成長していく姿にも注目を」と話す。

 書き初めは来年1月1日~31日まで、水族館「ふれあいラグーン」で毎日2回披露する。問い合わせは同園電話045(788)8888。

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