庄原市東城町の福祉作業所では、素朴な音色が人気の干支の土鈴づくりが最盛期を迎えています。
粘土を素焼きにした「東城土鈴」。
東寿園福祉作業所では、32年前から作っている干支の飾り物で、カラコロと独特の優しい音がします。
通所者やボランティアらが、型作りから窯入れなど1年がかりで準備をしていて、この日は様々な絵付けをしていました。
カープの帽子をかぶったとらをはじめ、とらだるまの土鈴など、年末までに5種類、約4千個を目標に作業が続いています。
【東寿園福祉作業所管理者 藤原俊雄さん】
「手作りで作っています。表情も微妙に違うし音も全部違っています。ひとつひとつ心がこもっています」。
主に庄原市内の観光地や道の駅をはじめ、広島市中区のひろしま夢ぷらざなどでも販売されています。