寝屋川市の高齢者施設で初のオミクロン株クラスター発生 施設内で5人感染

 大阪府は28日、寝屋川市の高齢者施設で新型コロナウイルスの変異ウイルス・オミクロン株のクラスター(感染者集団)が発生したと明らかにした。 府内でクラスターが発生したのは初めてとみられる。 

高齢者施設内で5人発生、全員入院中

 大阪府が28日に発表したオミクロン株への新規感染者は4人。このうち3人が寝屋川市の高齢者施設の利用者3人(60代〜80代)で、前日までに同施設の職員2人がオミクロン株に感染したことが判明しており、これまでに同一施設で5人が感染しているということで、府ではクラスターが発生したとみている。5人とも入院しているが、重症ではないという。

 また、オミクロン株によるクラスターだとは断定できないが、摂津市内の学校でも5人のクラスターが発生した。全員同じクラスの生徒で、一部がこれまでにオミクロン株に感染したことが判明している。なお他の生徒・職員は検査済みで全員陰性だった。

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