3回目ワクチン「交差接種」を容認 長崎市が方針、対象期間の前倒しも

 長崎市は28日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、これまでのファイザー製だけでなく、モデルナ製も使用すると発表した。供給量の確保と確実な接種を進めるための対応。1、2回目と種類が異なる「交差接種」を容認する。来年1月はファイザー製を使う。
 さらに、当初は2回目から8カ月経過した人を対象としていたが、来年1月からはこれを前倒しする。1月の対象は6カ月経過した医療従事者や高齢者施設の入所者、従事者ら約2万8千人。2月は7カ月経過した65歳以上の約9万6千人を対象とする。
 このほか、通所サービス事業所の利用者と従事者、病院と有床診療所の入院患者については、今後の供給状況を踏まえ、可能な限り前倒しする予定。
 同市では12月5日から3回目を開始。対象は主に医療従事者で、27日現在854人が接種を済ませたという。


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