各球団の史上最高額の契約 1億ドル未満はアスレチックスなど5球団

日本時間12月28日、移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」では各球団の史上最高額の契約を特集する記事を公開した。今オフはワンダー・フランコと11年1億8200万ドルで契約延長したレイズと、コリー・シーガーと10年3億2500万ドルで契約したレンジャーズが球団史上最高額を更新。その一方で、総額1億ドル以上の契約を結んだことがない球団も5球団あり、パイレーツに至っては2000年11月にジェイソン・ケンドールと6年6000万ドルで契約したあと、20年以上にわたって最高額が更新されていない。

2021年に入ってから球団史上最高額が更新されたのは、前出のレイズとレンジャーズを含む6球団。1月にブルージェイズがジョージ・スプリンガーと6年1億5000万ドル、2月にパドレスがフェルナンド・タティスJr.と14年3億4000万ドル、3月にロイヤルズがサルバドール・ペレスと4年8200万ドル、そしてシーズン開幕直前にはメッツがフランシスコ・リンドーアと10年3億4100万ドルの大型契約を結んだ。

総額9ケタ(=1億ドル以上)の契約が当たり前になっている現代のメジャーリーグだが、30球団のうち5球団は総額1億ドル以上の契約を1度も結んでいない。前出のパイレーツとロイヤルズに加え、アスレチックスはエリック・シャベスの6年6600万ドル、ガーディアンズはエドウィン・エンカーナシオンの3年6000万ドル、ホワイトソックスはヤスマニ・グランダルの4年7300万ドルが球団史上最高額の契約となっている。

各球団の史上最高額の契約は以下の通り。

オリオールズ
クリス・デービス 7年1億6100万ドル(2016年1月)

レッドソックス
デービッド・プライス 7年2億1700万ドル(2015年12月)

ヤンキース
ゲリット・コール 9年3億2400万ドル(2019年12月)

レイズ
ワンダー・フランコ 11年1億8200万ドル(2021年11月)

ブルージェイズ
ジョージ・スプリンガー 6年1億5000万ドル(2021年1月)

ホワイトソックス
ヤスマニ・グランダル 4年7300万ドル(2019年11月)

ガーディアンズ
エドウィン・エンカーナシオン 3年6000万ドル(2017年1月)

タイガース
ミゲル・カブレラ 8年2億4800万ドル(2014年3月)

ロイヤルズ
サルバドール・ペレス 4年8200万ドル(2021年3月)

ツインズ
ジョー・マウアー 8年1億8400万ドル(2010年3月)

アストロズ
ホゼ・アルトゥーベ 5年1億5100万ドル(2018年3月)

エンゼルス
マイク・トラウト 10年3億6000万ドル(2019年3月)

アスレチックス
エリック・シャベス 6年6600万ドル(2004年3月)

マリナーズ
ロビンソン・カノー 10年2億4000万ドル(2013年12月)

レンジャーズ
コリー・シーガー 10年3億2500万ドル(2021年12月)

ブレーブス
フレディ・フリーマン 8年1億3500万ドル(2014年2月)

マーリンズ
ジャンカルロ・スタントン 13年3億2500万ドル(2014年11月)

メッツ
フランシスコ・リンドーア 10年3億4100万ドル(2021年3月)

フィリーズ
ブライス・ハーパー 13年3億3000万ドル(2019年2月)

ナショナルズ
スティーブン・ストラスバーグ 7年2億4500万ドル(2019年12月)

カブス
ジェイソン・ヘイワード 8年1億8400万ドル(2015年12月)

レッズ
ジョーイ・ボットー 10年2億2500万ドル(2012年4月)

ブリュワーズ
クリスチャン・イェリッチ 7年1億8850万ドル(2020年3月)

パイレーツ
ジェイソン・ケンドール 6年6000万ドル(2000年11月)

カージナルス
ポール・ゴールドシュミット 5年1億3000万ドル(2019年3月)

ダイヤモンドバックス
ザック・グレインキー 6年2億650万ドル(2015年12月)

ロッキーズ
ノーラン・アレナード 7年2億3400万ドル(2019年2月)

ドジャース
ムーキー・ベッツ 12年3億6500万ドル(2020年7月)

パドレス
フェルナンド・タティスJr. 14年3億4000万ドル(2021年2月)

ジャイアンツ
バスター・ポージー 8年1億5900万ドル(2013年3月)

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