年の瀬の新潟県内、新潟駅や佐渡へ向かうターミナル、妙高市のスキー場は帰省や観光で賑わう

29日は晴れたこともあり、新潟県妙高市のスキー場では賑わいを見せていた

2020年の年末は新型コロナウイルスの第3波が到来し、12月17日には新潟県からコロナ警報が発令される状態となっていた。一方、今年2021年は9月ころから感染が落ち着きを見せ始め、現在も「オミクロン株」への危惧はあるものの、県内では連日新規感染者が1桁台の日が続き、観光業や公共交通などはこの年末に寄せる期待も大きいだろう。

29日、上越地方では久しぶりに晴れ渡ったことも相まって妙高市のスキーリゾート「ロッテアライリゾート」では、スキーやスノーボードを楽しむ人たちで賑わいを見せていた。駐車場には、首都圏や大阪、名古屋を中心とした県外ナンバーも多く見られ、冬休みの子どもたちの姿も見られた。

ピア万代の万代島鮮魚センターの様子(29日14時10分ころ)

ピア万代に並ぶカニ

下越地方でも午前中は穏やかな天気となり、ピア万代(新潟市中央区)の万代島鮮魚センターでは、正月への準備か、多くの人がカニや塩引鮭、数の子などを買い求めていた。

また、交通機関に目を向けると、新潟空港(新潟市東区)の国内線に人はまばらで、名古屋(小牧)や大阪(伊丹)へ向かう人の姿が待合室に少し見えた。なお、国際線は動いていないようだった。

佐渡汽船カーフェリーターミナル(新潟市中央区)には、佐渡へ向かう16時発のカーフェリーを待つ人々が列を作っていた。カーフェリー1等のイス指定席は満席。絨毯の指定席も残りわずかの状況。また、明日30日から2022年1月3日にかけて、すでに満席の表示も目立つ。

新潟駅(新潟市中央区)では15時50分ころ、新幹線東口出口でボストンバックやキャリーケースを持つ帰省者らしき人々が目を引いた。ベビーカーを引く人が、改札出口で待っている祖父らしき人と再会している様子も見えた。また、新潟駅の「ぽんしゅ館」では、20歳代から50歳代までの幅広い年代がお土産を買ったり、唎酒を楽しんでいる様子だった。

新潟空港を利用する人はまばらだった(14時35分ころ)

佐渡へのカーフェリー乗り場には列ができていた(15時15分ころ)

カーフェリーとジェットフォイルの空き状況

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