列車活用観光ツアー提案 福島高生、日南線企画発表

JR日南線を活用したツアー企画案を披露する福島高生

 JR日南線の利用促進につなげようと串間市・福島高(那須雅博校長、194人)地域創生クラスが23日、イベント企画案の発表会を同校で開いた。2年生21人が、市内外の観光地を巡る列車を活用したツアーなどを提案した。
 地域の課題を探る地域創生学の一環。同クラスのビジネス班が四つに分かれ、約2カ月前からツアーの検討を進めてきたという。
 最優秀は、津久田美優さん(17)らのグループが提案した「小中学生をターゲットにしたふれあい旅」。JR串間駅から同飫肥駅まで列車で移動し、日南市の飫肥城下町で食べ歩きを満喫。飫肥からバスで串間市に戻る間で、小中学生にクイズを出しながら交流を深め、同時に福島高の魅力も伝えていくという内容を披露した。
 最優秀となったツアーは本年度中に、串間市の事業を活用して実施予定。津久田さんは「自分たちの案が最優秀となり、とてもうれしい。実現に向け、さらに中身を磨き上げていきたい」と話した。

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