鎌倉・鶴岡八幡宮 コロナ禍での初詣「混雑避けて参拝を」

鶴岡八幡宮=鎌倉市雪ノ下(過去の初詣から)

 新型コロナウイルス禍での初詣に向け、鎌倉市雪ノ下の鶴岡八幡宮は、混雑を避けた参拝を呼び掛けており、「皆さまの健康をお祈りし、安全にお参りいただけるように体制を整える」としている。

 昨年に続き、初詣客が三が日に集中しないよう、12月から1月末までの参拝を推奨する。例年は新年から授与する干支(えと)の縁起物や破魔矢は、12月から授与。混雑を避けて初詣を控える人のため、授与品やお札の発送にも対応している。

 境内にライブカメラを設置し、ホームページで混雑状況を確認できる取り組みも継続している。本殿での祈祷(きとう)は、1月1~10日や混雑する土日には1組につき2人までとしている。

 参拝者への混雑や感染対策の注意喚起のため、境内のこま犬がマスクを“着用”。年末年始の行事は感染対策で一部縮小し、1月4日の手斧始(ちょうなはじめ)式は舞殿で祭典のみ実施、5日の除魔神事は関係者のみで行うという。

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