新潟駅前東大通1丁目(新潟市中央区)で傷害事件、被害者の男性は死亡が確認され警察では傷害致死も視野に捜査

事件現場となった周辺の新潟市中央区東大通1丁目

新潟警察署、刑事部機動捜査隊および刑事部機動鑑識隊は30日、新潟市中央区内の飲食店が入るビル内で居合わせた男性に暴行を加えたとして、新潟市東区在住で自称会社員の松原健容疑者(48歳 男性)と、自称新潟市東区在住で自称建設業の渡部美誠容疑者(44歳 男性)を傷害の容疑で緊急逮捕した。被害者の男性は搬送先で死亡が確認され、警察では傷害致死の疑いも視野に捜査を進めている。

松原容疑者と渡部容疑者は29日23時47分ころ、新潟市中央区東大通1丁目の飲み屋などが入るビルに入って行く途中、ビル1階の通路ですれちがった40歳代男性に対して、顔面を拳で数回殴打したり、その場に倒して足蹴りするなどの暴行を加えた。

その後、目撃者の男性が119番へ連絡。救急隊員が駆けつけた際、すでに男性は心肺停止の状態となっており、搬送先の医療機関で死亡が確認された。

警察では目撃者の情報や防犯カメラの映像から、現場に残っていた2人を傷害容疑者として逮捕したが、取り調べに対しては2人とも「酒に酔っていて覚えていない」と容疑を否認し、また被害者の男性に対しても面識は無いと答えている。

一方被害者の男性の怪我は、下口唇の打撲傷など全治約1週間ほどの軽傷であり、警察では今後、暴行と死亡の因果関係について調べ、傷害致死容疑も視野に捜査を進めていくという。

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