「脱炭素のまち」構想 宮崎県有グラウンド整備事業

「脱炭素のまちづくり」の構想が進む宮崎市の県有グラウンド=31日午後4時47分

 2024年12月までの完成を目指す宮崎市錦本町の県有グラウンド再開発事業で、新プールや民間施設を整備運営する企業グループが、温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラルシティー」として一帯を整備する構想を持っていることが31日、分かった。約6万平方メートルの敷地内は電気自動車(EV)などエコカーのみが乗り入れでき、ガソリンエンジン車を原則規制することで、二酸化炭素(CO2)排出量を極限まで減らす。施設の消費電力を施設内の太陽光発電で相殺することも検討しており、将来の指標となる「脱炭素のまちづくり」を掲げている。

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