西武・中村剛也は“長嶋&清原超え”の可能性大… 2022年に達成されそうな打撃記録

巨人・坂本勇人(左)と西武・中村剛也【写真:荒川祐史】

巨人・坂本勇人は通算2000試合出場まであと98試合

2022年のプロ野球は、セ・パともに3月25日に開幕する。各チームの状況やペナントレースの行方は早くも気になるところだが、合わせて気に留めておきたいのは個人記録。達成が期待される打撃部門の偉業を見ていこう。

○2000試合出場:坂本勇人(巨人)あと98試合

16年目を迎える巨人の大黒柱は2021年シーズン、右手親指骨折で約1か月間の離脱を余儀なくされたが、117試合に出場した。怪我さえなければ2022年も出場を重ね、2000試合に到達するだろう。

他にはソフトバンク松田宣浩があと133試合(2021年115試合出場)、西武・中村剛也があと134試合(同123試合)、巨人・中島宏之があと137試合(同81試合)に迫っている。

○2000三振:中村剛也(西武)あと86

2022年に8月15日に39歳になる“おかわり君”が、強打者の勲章ともいえる三振数で金字塔を打ち立てそうだ。清原和博氏の持つNPB史上最多三振、1955個を超える可能性が高い。2021年、中村は114三振で通算1914三振となった。清原氏まで41。試合に出場し続ければ、清原氏の記録を前半で超え、シーズン後半には前人未到の2000三振に達する可能性が高い。

○450本塁打:中村剛也(西武)あと8本

現役最多の442本塁打を誇る長距離砲は、長嶋茂雄氏の444本まであと2本。450本となれば、史上14人目の偉業となる。2021年は18本塁打。試合出場を重ねれば前半戦で達成可能か。

本塁打では、通算300号に中日・福留孝介があと15本(2021年4本)、巨人・中田翔があと36本(同2球団で7本)。通算200号にはレアード(ロッテ)があと2本、内川聖一(ヤクルト)があと4本、山川穂高(西武)があと23本としている。

中日・福留孝介はNPB通算2000安打へ49本、日米通算2500安打へ51本

○2000安打:福留孝介(中日)あと49本、中島宏之(巨人)あと101本

福留は2021年に42安打。4月に45歳を迎えるが、どのような形で試合に出られるかが鍵になりそう。ちなみに日米通算で2449安打。日米通算2500安打にもあと51本だ。

7月に40歳になる中島は2021年に49安打。ややハードルは高いか。福留同様に、どこまで試合に出場できるかがポイントになりそうだ。

○1000打点:松田宣浩(ソフトバンク)あと16、中島宏之(巨人)あと26、内川聖一(ヤクルト)あと41、中田翔(巨人)あと43、坂本勇人(巨人)あと89、浅村栄斗(楽天)あと92

2021年の打点数を見ると松田(47打点)、中島(26打点)がクリアしている。中田は3度、浅村は2度打点王に輝き、坂本も2019年に94打点をマークしており、達成の可能性はある。

○1000得点:中村剛也(西武)あと18、青木宣親(ヤクルト)あと46

中村は2021年に50得点。早い段階でクリアしそうだ。青木は同57得点。シーズン終盤に達成なるか。

○400二塁打:栗山巧(西武)あと19

2021年に通算2000安打を達成した栗山は二塁打も15本放った。2019年に21本、2020年に22本の二塁打を記録しており史上15人目の偉業達成の可能性はある。また、栗山は史上17人目の通算1000四球まで、あと29。2021年は49四球を選んでおり、こちらも達成の可能性は高い。(Full-Count編集部)

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